近藤千草さんの愛用品「色ふちレターセット、紅ふちレターセット」

わたしの愛用品
2015.12.16

目次

近藤千草さん

東京生まれ。“郵便文化の魅力再発見”を主軸に企画CDをする「POSTORY」(3人からなるユニット)代表。
和文化関連の会社にて管理職を務める。
祖父母が文房具店を経営していたこともあり、幼少時から紙や文具に目がない。

どんなタイプの切手も受け止め、美しく魅せてくれる紅ふちレターセット、色ふちレターセットの素晴らしさに、毎度心打たれます。

榛原さんの商品は、意志ある大人が選んでいる、という印象があります。
間にあわせではない、とっておき。
特別な日にも、または上質な日常使いにも。

手紙が唯一の通信手段ではなくなってから久しい現代ですが、ライフラインではないからこそ、手紙というもの自体を高め、大人っぽく楽しみたいという私の気持ちに、紅ふちレターセットと色ふちレターセットは寄り添い、品格をプラスしてくれます。

手紙を送るには切手も重要です。それは私にとってはマストであり、単純に楽しみの1つでもあります。

昔の未使用切手で、遊び心を。

気のおけない友人へは、昔の未使用切手を組み合わせて遊び心をプラスした手紙を。その際、沢山貼ると場所をとるので、紅ふちレターセットの封筒の大きさが丁度よいのです。
紅が目立ち、潔く、まるでコンテンポラリーアートを観た時のような、現代的な格好良さをも表現出来ると思います。

目上の方へのお便りは切手1枚で、すっきりとさせます。
今回は色ふちレターセットを使用しました。
紅ふちレターセット同様、木版摺りの色鮮やかな封筒は、切手と宛名を美しくまとめてくれます。

写真に使用したイタリアと日本の国交記念切手は2016年晩夏に発売されました。上野の国立西洋美術館で展覧会もあり、話題になった画家カラヴァッジョ作品の切手を貼り、またアート談義に花を咲かすことができたら、等思い出しながら用意するのも手紙の楽しさの1つです。

最近は便利なシールタイプの切手もあり、どちらも素敵ですが、個人的には昔ながらのぱりぱり切り取る切手が好みです。
特に絵画の切手が好きなので、コレクターではありませんが自然と集まってきます。
元になった絵画を美術館で鑑賞できた時はとても幸せな気持ちになります。(そしてすぐその切手を使用し、手紙を書きたくなります)

限りある切手の中で、気にいるコーディネートができた時はとても嬉しく、そんな楽しい気持ちも送る相手に伝わるかもしれません。 

そして、どんなタイプの切手も受け止め、美しく魅せてくれる紅ふちレターセット、色ふちレターセットの素晴らしさに、毎度心打たれます。

話は変わりますが、文房具店を営んでいた祖母は女学生の時分帰り道によく榛原さんの千代紙を買い求めていたと、亡くなる少し前に話をしてくれました。 そんな昔と今を結ぶかけがえのない時間を過ごすことが出来たのも、老舗である榛原さんのおかげと思います。

これからも手紙を通し、榛原さんの美しい和紙によって、楽しみごとや慮る気持ちを伝え合い、分かち合えたら幸いです。

記事で紹介した商品

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