ご朱印を集めると、人はなぜワクワクするのだろう
「神社や仏閣を巡るのが好きなんです」という人に、「ご朱印帳、どんなのを使っていますか?」とたずねると、いろいろな答えが返ってきます。
「神社やお寺でしか購入できない、オリジナルの朱印帳を使っている」。
「自分のラッキーカラーに合わせた、水色の朱印帳ばかり集めてしまう」。
「ノートタイプの朱印帳より、蛇腹式のタイプが好み」
「材料を切ったり貼ったりして、朱印帳をハンドメイドしている」。
神社やお寺を参拝した証にいただく、ご本尊やご神体の分身とされる「ご朱印」。朱色の押印と墨書きの組み合わせは、寺社ごとに異なるため、その美しさや多彩さに魅了され、全国各地のご朱印を集めるのが趣味という人がふえています。
朱印帳について語るときのみなさんは、本当に楽しそう。きっと、“朱印帳をいただくこと”を通して、その土地の自然や歴史に思いを馳せたり、人とふれあったりしたことが、かけがえのない体験として想起されるからだと思います。


「榛原千代紙」からイラストレーターとのコラボまで、洗練された絵柄がずらり
先日、神社やお寺巡りが好きな友人夫婦に、榛原の朱印帳「重陽 赤」と「重陽 黄」をセットでプレゼントしました。二人とも気に入ってくれて、「美しい表紙や滑らかな和紙の質感が素敵!」「眺めているだけで楽しい。ご朱印集めがより楽しみになった」と、それぞれからメッセージをいただいたほど。
榛原の朱印帳ラインナップは、なんと30種以上も。
心が弾む、洗練されたデザインの表紙は、榛原に代々伝わる「榛原千代紙」を使った20種以上と、人気イラストレーター・ますこえりとのコラボレーションデザイン柄、純白の和紙に千代紙の文様を浮かべた浮彫和紙の「かさね」なども揃っています。
タテ18㎝×ヨコ12㎝のちょっと大き目サイズだから、「書き置き」タイプのご朱印も、はみ出さずにきれいに貼ることができます。中紙は、筆触りの良い奉書紙を使用。ページは蛇腹状に仕上げられているので、いただいたご朱印を見返すとき、壮観な眺めにワクワクします。

旅ノートやゲストブックなど、アイディア次第でこんなに楽しい!
じつは朱印帳って、本来の用途だけでなく、蛇腹スタイルや罫線のないページ、印象的な表紙を活かして、ほかにもいろいろな使い方ができることをご存知でしょうか。
筆者の場合、寺社仏閣用の朱印帳とは別に、ほかの使い方をするために、榛原の朱印帳を購入することが多々あります。
おすすめの使い方は、次の3つです。

1. 旅先の思い出をぎゅっと詰めこんだ「旅ノート」として。
- まず、旅先のイメージにぴったりの絵柄の朱印帳を選ぶところから。榛原の朱印帳の場合、冬の旅行なら、雪の結晶が描かれた「六花 青」、桜を愛でる旅なら「桜 ピンク」など。
- 持ち物用の準備リストをつくったり、地図を貼り付けたり、行ってみたい場所の情報をメモしたりして、旅に出る前からノートを活用し、モチベーションをアップ。
- 旅先で出会った風景や食べ物などをインスタントカメラで撮影し、写真を貼ってもいいし、イラストを描いてもいい。カラーペンなどでこまめにコメントを書きこむと、いろいろな発見があっておもしろい。
- 表紙がしっかりした、安定感のある蛇腹スタイルなので、ページを広げ、立てて飾ると、旅の楽しさを自宅でも味わうことができる。
2.美味しい料理の作り方をまとめた「レシピノート」として。
- 料理名、材料、作り方、費用、調理時間などの項目を、自分自身が料理しやすいように、わかりやすく書きこんでいく。
- 罫線がなく、裏写りの心配もないので、イラストで表現したり、写真を貼ったり、自由に使えるのがいい。
- ページを開いて立てられるので、内容を確認しながら調理できるのも便利!
3.結婚式や記念パーティーの「ゲストブック」として。
- ゲスト一人ひとりが、寄せ書きのように、お祝いや感謝のことばなど、相手へのメッセージを書きこんでいく。
- インスタントカメラで撮影した写真を貼ったり、イラストを描いたり、シールを貼ったりするのも楽しい。
- プレゼントされた人は、開いたまま飾ることができるので、心のこもったメッセージや当日のパーティーの雰囲気をじっくり味わうことができる。
この3つ以外にも、フォトブックやスタンプブックなど、アイディア次第でいろいろな使い方ができます。私の母は、趣味の俳句を筆で綴ったり、庭先で見つけた紅葉を貼ったりして、自分流に活用していました。
日常で感じた思いや出会った景色が、ちょっとした工夫で、ときめきを運ぶアートブックに。
懐かしくて新しい、バラエティー豊かな榛原の朱印帳が、あなたの遊びごころに寄り添います。



