BRAND STORY09

美を追求した手仕事による、
和紙ならではのお誂え品

1806年の創業以来、榛原(はいばら)は、「紙を通じて、生活を豊かにすること」を一つの理念としています。
200年以上続く和紙舗として、日本の豊かな紙文化を受け継ぎ、確かな技術と洗練されたデザインを凝らして、美を追求してきました。

これまで榛原は、社内で企画・開発した商品を販売するだけでなく、「榛原のデザインを活かして、わが社のオリジナル商品を作ってほしい」「コーポレートカラーと吉祥の図案を組み合わせた記念品がほしい」といった、法人のお客様からのさまざまな「お誂え品」(OEM事業)にお応えしてきました。
寺社仏閣、ホテル、美術館、百貨店、文具店、書店など、幅広いジャンルのお客様に採用され、好評をいただいています。

たとえば、オリジナル木版画の商品をオーダーいただいた場合、図案をもとに彫り師が一から版木を彫り上げ、摺り師が版木に色をのせて、一枚ずつ和紙に手摺りします。摺りあがった版画は、便箋やはがき、うちわ、ぽち袋などに加工することも可能です。
また、お持ち込みのオリジナルデザインで蛇腹便箋を製作したり、榛原が製作した千代紙やデザインでノートや写真立て、朱印帳などを仕立てたり、お客様それぞれのご要望をていねいにうかがい、バリエーション豊かに承っています。

近年では、この「OEM 事業」に加えて、榛原所蔵の千代紙文様や和の図案などのデザインを、ご要望にあわせて有償でお貸出しする「ライセンス事業」にも力を入れています。
実際に、着物や和装小物のデザインをはじめ、書籍の装丁、Tシャツのデザインなど、さまざまなフィールドで活用されており、「和のデザインの温かみに癒される」「レトロな雰囲気がおしゃれ」など、世代や性別に関係なく、嬉しいお言葉をいただいています。

温かな心を伝え、暮らしがより豊かになりますように。
榛原の手仕事とデザインは、これからも、さまざまな場面でみなさまの日常に寄り添い、日本の美しい伝統を伝えていきます。

ご要望に応じて、図案のデザイン、色の修正、オリジナル商品のご提案を行います。
榛原の「お誂え品」は、自社商品への名入れから、オリジナル商品の開発まで、さまざまな対応が可能です。

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この記事を書いた人

小川 こころ

文筆家、ライター、文章講師。「文章スタジオ東京青猫ワークス」代表。

人やものが織りなす物語やかけがえのない瞬間を、ことばや文章で伝えることに情熱を注ぐ。手書きが好き、紙モノ大好き。新聞記者やコピーライターを経て現職。まなびのマーケット「ストアカ」にて4年連続アワード受賞。著書は『ゼロから始める文章教室 読み手に伝わる、気持ちを動かす』(ナツメ社)。

記事一覧

BRAND STORY08

榛原デザイン復刻で、 和紙の新たな魅力を現代へ

はいばら
ブランドストーリー

粋な江戸っ子をうならせた、
はいばらの雁皮紙(がんぴし)

海を越え、ヨーロッパに渡った、榛原の和紙

一流の画家との交流を深め、
『はいばら デザイン』の礎を作る

手紙文化を日常に。郵便の始まりを支えた、
はいばら製の官製はがき

文豪たちが語る『はいばら』
〜心ときめく千代紙や便箋

宮内庁や歴代宰相、ロック・スター。
大切なことは、すべてお客様に教えて いただいた

アポロ11号で宇宙にいった、
はいばらの計測記録紙

榛原デザイン復刻で、 和紙の新たな魅力を現代へ

美を追求した手仕事による、
和紙ならではのお誂え品

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